帯広で老舗中華と言えば、やっぱり美珍樓（みちんろう）。
実は中華料理は、10代から70代までの男女約1万人を対象に、2021年に行われたアンケート調査によると、中華料理が好きな日本人は62.7％にものぼるそうです。
最も身近な外国料理の一つと言えそうですね。
2023年9月に、白樺通りにあった「西家」が閉店し、新店舗がオープンしたばかりですが、何かと気になる美珍樓ですが、注目していただきたいのはお店だけではありません。
オーナーの鈴木邦彦社長に注目が集まっているって知ってましたか？！
この記事では、まだまだ謎の多い美珍樓のオーナー鈴木邦彦社長は何者？
といった疑問や、YouTubeや本出版まで活躍中のその素顔に迫っていきたいと思います！
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鈴木邦彦社長は何者？
中華料理店のオーナーをしながらyoutube配信をし、さらに本も出版している、そんなトンデモ社長が鈴木邦彦さん（54）です。
鈴木さんは、1966年に帯広市に生まれました。
啓西小から第五中、そして帯広農業高と、帯広生まれの帯広育ち。
高校卒業後は、当時美唄市にあった専修大学北海道短期大学へ進学します。
その後、日本中華の本場とも言える横浜中華街の中華料理店で修業を積み、1991年から鈴木さんのお父様が創業した現在の店に勤務しています。
30年近く、美珍樓に携わっていることになりますね。
料理人、特に中華料理の道を志す若者を増やしたい！という熱い熱意のもと、日々、料理人としての活動に留まらず活動の幅を広げている鈴木社長。
お客様に満足いただける料理やサービスを提供するために、従業員が働きやすい環境づくりにも尽力しています。
その原動力は、中華料理を愛する深い愛にあるようです。
鈴木邦彦社長のユーチューブ「中華一筋」
（画像引用元：中華一筋【公式】X）
鈴木社長が、料理人仲間たちや「まかないガールズ」たちと動画をアップロードしているのが「中華一筋」というyoutubeチャンネル。
2018年12月にスタートして、2023年11月現在、投稿された動画の数は1,435本、チャンネル登録者数は69.4万人という大人気チャンネルです。
チャンネルの概要欄には、
厚生労働省が認可する国家資格「中国料理専門調理師・調理技能士」を有する中華調理師一筋に生きてきた数名の男たちが、中華料理系YouTuberとして2018年に立ち上げたチャンネル。美味しい中国料理の調理動画を、さまざまな中国料理技法を用いてわかりやすく、「まかないガールズ」たちと楽しく、ちょっぴりキモく配信。普段なかなか見られない仕込みやまかないなど、調理の裏側をふんだんにアップロードしている。
との説明がありました。
「楽しく、ちょっぴりキモく」というのがなんとも気になりますね！
鈴木社長がyoutuberになったのは50歳を超えてから。
Youtubeで動画投稿を始めた理由は、料理人として働く面白さやすばらしさ、楽しさ、やりがいを伝え、調理師を志望する若者が増えて欲しいという思いからだそう。
鈴木社長は、なかでも中華料理を志す若者が少ないことに危機感を感じていたのだそうです。
気になる動画の内容は、厨房で大量の食材を包丁で切っていったり、大きな中華鍋に次々と具材を投入し炒めたりしている様子を淡々と撮影しているものなど、まさに「中華一筋」の一筋さを感じるものがほとんど。
再生回数の最も多いあんかけ炒飯を作る動画は、1270万回を記録しています。
ふわっふわの卵に大量のご飯を投入して炒飯が出来上がっていく様子は、まさに圧巻です！
華麗な包丁さばきや鍋振りなどは、家庭で料理する際にも参考になりそうですが、なによりも料理はどれも本当においしそうでなので、おなかが空いた状態で見ると、空腹に拍車がかかりそうです。
その一方、「まかないガール」が登場するバラエティー要素を含んだ動画もあり、幅広い年代の方が楽しめる内容になっています。
各動画の概要には材料の他、食材に含まれる栄養素や、その料理にまつわるエピソードがびっちり書かれていて、この部分を読むだけでも楽しめます。
鈴木邦彦社長の本「中華一筋のべっぴん絶品料理～読めば読むほどウマくなる！」
（画像引用元：十勝毎日新聞電子版）
youtubeの反響を受け、大和書房からの依頼で2020年9月に発売されたのが、この『中華一筋のべっぴん絶品料理～読めば読むほどウマくなる！』です。
上の写真は、youtubeチャンネルの画像と書籍を持った、鈴木社長。
動画の概要欄に書いてきた文体を軸にしながら、調理の方法だけではなく、料理にまつわるエトセトラも記したこの本。
書籍は発売早々に重版が決まり、Amazonの中華料理のカテゴリーで１位になったこともあります。
Amazonの本の紹介文には、次のように書籍の概要が説明されています。
総再生回数4500万回超! !
YouTubeで20万人を魅了する大人気チャンネル『中華一筋』が
「文章で飯テロ」に挑戦した初のレシピ本!中華の鉄人・陳建一シェフも大絶賛!
「彼らの味は間違いないね」シャウエッセン回鍋肉、パプリカ炒飯、サバンメンなどオリジナリティあふれる逸品から、
酢豚、青椒牛肉絲、麻婆豆腐などの定番中華まで、再生回数303万回超! のあのレシピも、
中華のレジェンド、巨匠、鉄人たち直伝の貴重なレシピも、余すことなく掲載!
鈴木社長はこれまでにも、日本中華料理協会帯広支部長を務めるほか、同会の会員を紹介する手作りの冊子を配布し、業界を盛り上げてきました。
そういった経験が本を出版するうえでも役に立ったようです。
また本の帯にコメントを寄せているのは、中華料理の料理人として名高い、故・陳健一さん。
陳さんは1990年代に放送されていた大人気番組『料理の鉄人』に出演していたことでも知られています。
陳さんに「彼らの味は間違いない」と言わしめた、鈴木社長率いる美珍樓の味、是非お店でも味わってみてください！
美珍樓（みちんろう）はどんなレストラン？
（画像引用元：十勝観光連盟公式サイト）
美珍樓は、創業50年を超える帯広の老舗中華料理店。創業以来、多くの地元の方に愛されてきました。
帯広観光コンベンション協会や十勝観光連盟のノームページでもおすすめスポットとしてお店が紹介されています。
しかし、建物老朽化などの影響で、2021年2月に帯広駅近くの中心市街地にあった「本店」を閉店しており、「西家」と「音更ANNEX」の2店舗で営業してきましたが、2023年9月に「西家」を閉店し、新店舗がオープンしました！
お店は堅苦しい雰囲気はなく、お子様と一緒でも気兼ねなくお食事できます。
時期や時間帯によっては店外に並ぶほど混むという情報もあり、日曜のお昼は絶対に予約するべき！との口コミも。
お食事を存分に楽しむためには、予約に加え、時間に余裕を持っていくことをお勧めします。
店舗情報
住所：帯広市西18条南4丁目
TEL：0155-33-0030
営業時間：11:00～14:30（L.O.14:00)／17:00～21:00（L.O.20:30）
定休日：不定休
駐車場：あり
話題の鈴木邦彦社長まとめ
（画像引用元：シゴトガイド）
今回は、帯広の人気中華料理店「美珍樓」の代表取締役・社長の鈴木邦彦さんについての情報をお伝えしました。
鈴木社長は、帯広生まれの帯広育ち。
横浜中華街の飲食店で修業したのち、お父様のお店を継がれました。
「料理人を目指す若者を増やしたい」
と調理の様子を撮影しアップしていたYouTubeチャンネル「中華一筋」は、3年弱で登録者数約70万人になりました。
この動画配信がもとになり、レシピ本も発行しています。
鈴木さんの営む「美珍樓」は、新店舗に移転し、ますます帯広のみなさんのお腹を満たすことでしょう。
