年々増加している鹿との交通事故。
今、北海道の鹿との事故が歯止めがかからない状態になっています(汗)。
北海道で車を運転するのであれば知っておきたい、鹿事故のあれこれをまとめましたので特に秋シーズンの運転の際には記事を確認してからお出かけください。
この記事でわかること。
北海道の鹿事故件数
鹿が出やすい道路(場所)
鹿事故に遭わないために
もし鹿とぶつかったら(電話先や保険)
なぜ道路に出てくるのか理由
エゾジカの大きさ、種類
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北海道の鹿事故が一番多い時期・時間帯
野生動物がたくさん出没する北海道でも年中、鹿は出没します。
特に秋の時期には他月の2倍以上の鹿との交通事故が発生しますので注意が必要です。
ちなみに、春から夏の初めには赤ちゃんなども運が良ければ見ることができますよ。
安全に事故なくドライブを楽しむためにも鹿の事故が最も発生しやすい時期やの時間帯を知った上で、鹿の飛び出しの可能性があることを意識して運転するだけで事故発生率が下がります!
北海道の鹿事故が一番多い時期(一番出没する時期)
北海道で鹿との事故が最も多いのは10月です。
写真のデータから見てわかるように桁が違いますよね。
秋はエサになる木の実なども多く冬前に活動が活発になるだけではなく繁殖期のピークになるので鹿の飛び出し件数も多くなってきます。
牡鹿に続き雌鹿が車が来ていても飛び出してくる場合もあるようです。
北海道の鹿事故が一番多い時間帯(一番出没する時間)
鹿は早朝(夜明け時)、夕方(日没前後)の時間帯が一番多い飛び出しが多くなります。
さらに夜間は見通しが悪く発見が遅れるので事故率が高まってしまいます。
交通量が空きない時間や、場所では時間問わず鹿が道路の中央でくつろいでいる場合もありますので注意が必要です。
人間も車が走っていない場所や地域だと道路を歩く人が多いですよね。鹿もその辺は同じなのかもしれませんね!
北海道の山道や市町村から離れた場所では街灯がなくヘットライトのみで走らなくてはならない道も多いです。
北海道の鹿事故件数
毎年4,000件近くのエゾジカとの衝突事故が発生している北海道。
エゾジカは大きく、突然の飛び出しが多く生死に関わる事故につながる場合があります。
エゾジカの大きさ種類に関しては後ほどお伝えします。
実際には令和4年は北海道全域で、4,480件の事故が発見・報告されています。
十勝地方では、過去最多の379件の事故が確認されており、多発時期には特に注意が必要です。
中でも登別温泉の周辺、釧路、十勝、石狩(札幌周辺)、上川(富良野・旭川周辺)は鹿事故が多発していますので、どの道路が多く鹿が出没するのかを把握しておきましょう。
鹿が出やすい道路を知っておこう
鹿は北海道の全域に生息していますが、私が北海道を今まで走行して鹿に出会った経験上、
鹿が出没する場所は海沿いの森林地帯で市町村の間の区間や、交通量が少ない峠などは100パーセントと言っていいほど出没します。
実際のエゾジカとの衝突事故データと比較しても同様の内容かと思います。
(画像引用元:北海道開発局)
事故多発エリアの私のイメージや経験をお伝えします。
登別エリアや富良野エリアは観光客の運転も多い地区で、鹿に慣れていないまたは鹿の出没時間やスポットを知らない方の事故が多くなりそうですね。
鹿側も慣れているのか、車通りが多くても逃げない個体が多いです。
釧路地区では海産物のトラックや運搬業の車両が多いのもあるかもしれません(大型トラックはなかなか急に止まれませんもんね。)
この辺は速度も出やすいので大破などにも繋がりやすいかもしれません。
阿寒湖周辺は峠の中に鹿が出てきます。
トンネルの中や急カーブの場所に出没することが多く注意が必要です。特に夕方の出没量が半端ないです。
鹿事故に遭わないためにできること(ぶつからないために)
鹿のことをよく知っておくことも事故防止に繋がります。
エゾジカ事故がよく起こる夜間では車のヘッドライトが反射し目が光ります。
夜間はこの反射に頼ってしまいがちですが、後ろを向いている可能性も大いにありますのでゆっくり安全運転が第一ですね。
また、鹿は群れで行動することがよくあり、1頭いれば複数が出てくる可能性が高いと思っておきましょう。
鹿はヒズメを持つ動物で、道路の上では滑ってしまうので、動きが森の中に比べて鈍くなってしまいがちです。
そのほかにも記事後半で鹿の種類や特徴をまとめていますので参考にしてください。
運転中に周囲を観察をすることも大事です。
道路の急ブレーキの後、見晴らしの悪いカーブなどでは鹿の飛び出し可能性がありますので、できれば運転手と助手席や同乗者と一緒に周囲を確認しながら運転しましょう!
もし鹿とぶつかったら
エゾシカは身体の大きい個体も多く、ぶつかると車が大破してしまうこともあります。
ぶつかると事故になりますので、警察に電話(110番)を入れます。
そうすることで、事故証明が発行され、保険を使って修理する際に、本当に鹿での事故だったのかの確認が早く終り、面倒くさい作業が早く終ります。
同時に保険会社にも連絡をいれ、保険適用するための手続きをスムーズに行われるようにしましょう。
鹿事故を起こしたり発見した場合次の道路緊急ダイヤルにも連絡を入れると良いです。
鹿事故に関係する連絡は道路緊急ダイヤルへ
道路緊急ダイヤルは24時間受け付けており、鹿とぶつかってしまった際などの緊急連絡先として無料で使用することができます。
鹿にぶつかった時や道で鹿が倒れている時、その他道路上の破損や異常を発見した際の連絡策になります。
道路緊急ダイヤル:#9910
なお、怪我人などかいる場合は、優先して#119への連絡をしてください。
鹿事故での保険どうなる?
エゾジカとの衝突事故による車の修理支払額の平均額はなんと55,8万円です。
(金額は車両保険金支払い額の平均。)
しっかり保険に入っていることが大事ですね。
どんな保険に入っていれば鹿との衝突事故での保険が出るかお伝えしますので、ご自身の保険を運転前に確認しておきましょう。
通常の車両保険なら保険適応になりますが、限定(エコノミー)補償等の場合は含まれていないことが多いようです。
鹿との接触事故の場合、自損事故として扱われる事になり、事故から3年間は事故等級となり、保険の等級は3等級ダウンになります。
3等級ダウン=月々の保険料が高くなります。
保険の相談は保険の担当者としっかりと計算して損をしないようにして下さい!
車の車種が古い場合、事故にあった車を売却して、等級を維持しつつ新車に乗り替える選択肢もあります。
なぜ道路に出てくるの?
森の中を走る道路も鹿のテリトリー内なんです。なので自分の街を歩いている感覚なのでしょうね。
また、鹿は森の中などの開けている場所に集まっていることが多いで、道路も同じ開けている橋ですので集まってきやすいのかもしれません。
繁殖期(9月〜11月頃)になると相手を求めて行動範囲が広がるため、自然と道路に出てくる機会も増えます。
エゾシカは目が悪いらしく、反応が遅れてしまうと考えられるます。
また、オスに続いてメスが飛び出す習性があるため、車が来ていても本能的に飛び出してくる可能性もあるのです。
一時期、絶滅危惧種寸前であったエゾシカも、近年は繁殖により数が急上昇しているため餌を求めて行動範囲が広がり、その際に道路への飛び出しが増えている背景もあります。
北海道の鹿はでかい?種類は?
(画像引用元:北海道開発局)
北海道に多く生息している鹿は「エゾシカ」と言われる北海道の固有種です。
寒い所に住む鹿ほど身体が大きいです。
日本には7種類の「ニホンシカ」が生息しており、その中で一番体重が重たいのがエゾシカで約140㎏になります。
ちなみに、暑い沖縄に生息するケラマジカは一番小さく約30㎏です。
140㎏の巨体が車と衝突したら、かなりの衝撃があることは明らかですよね。
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