北海道観光に来て、道の駅などで黒い石が売られていませんでしたか?
(画像引用元:ヤフオク)
この石ってなんなんだろう・・・・・
昔はよく温泉の売店とかに売られていたけど最近見なくなったね
実は、この石で作られた石器が2023年6月に国宝となるほど、貴重で有名な石なのです。
その名も「十勝石」です!
今回はこの十勝石について詳しく見ていきましょう。
十勝石(黒曜石)の効果
どこで拾えるのか
北海道石は十勝石とは違う?
ツルツルで黒く輝く”十勝石(黒曜石)”に関してまとめてお伝えしていきます。
【関連記事】十勝は北海道のどこ?十勝エリアの区分けや含まれる市町村は?名前の由来が面白かった。
【関連記事】 モール温泉に入れる帯広・十勝川の温泉は?人気の日帰りモール温泉施設紹介!泉質の特徴・効能まとめ。
本ページは一部プロモーションが含まれています。
十勝石ってどんな石なの?
十勝石とは、マグマが急速に冷え固まってできた火山岩の一種で黒曜石に分類されます。
黒曜石は別名天然ガラスといわれ、その歴史は長く旧石器時代ではさまざまな道具の主要な材料でした。
江戸時代からはすでに「十勝石」の名前が使われたという記録が残っているそうです。
また、十勝と名前に入っていますが、北海道の黒曜石は産地に関係無く「十勝石」と呼ばれます。
現代ではこの石にどのような価値があるのか、見ていきましょう。
・十勝石の種類
十勝石の特徴
十勝石は美しい黒色に輝いていて、魅力的な見た目が人々を惹きつけていきます。
十勝石は自然の摩耗によって磨かれ、独自の模様やデザインが形成されるので、まるで自然のアート作品のようです。
ジュエリーや装飾品・お土産としても人気があり、リング、ネックレス、ピアスなどに加工品もあります。
黒曜石の効果も人気の理由の一つです。(効果は後ほどお伝えします)
最近ではあまり売られているのを見かけなくなってきたので、発見したら購入のチャンスです!
(黒曜石自体はネットでも購入ができます。)※十勝石はあまり流通していないようです。
そのままの石の感じが好きな人もいれば、可愛いデザイン加工されているのが好きな人もいますね!
十勝石の種類
黒曜石といっても、見た目やできた年代によって種類分けされています。赤色や虹色に輝くなど様々です。
十勝では少なくても3種類はあるとされています。
見分け方は光沢がどれほど強いのかで判別するとわかりやすいかもしれません。
十勝石 A |
十勝石 B |
十勝石 C |
|
できた年代 | 約210万年前 | 約75万年前 | 約84万年前 |
できた場所 | 十勝三股 タシュウベツ川 |
不明(十勝川上流?) | 不明(音更川上流?) |
光沢 | 強い | 中ぐらい | 弱い |
色 | 黒色 | 黒色 | 灰色 |
白い結晶 | なし | あり | あり |
(情報引用元:十勝毎日新聞)
十勝石Aがオーソドックスな十勝石です。
他の二つよりも質が良いため、石器の材料として好んで使われていたそうです。
このように十勝石は色や光沢など様々な違いがありますが、色の変化のメカニズムは解明されておらず、謎に包まれています。
個人的には少し赤色が入っているとモール感があって好きです。
あまり見かけないので特別感がありますね!
十勝石(黒曜石)のすごい効果
活発な火山活動から生まれたことから、強いエネルギーが備わっていると考えられています。
【黒曜石の意味・効果】
・ネガティブ思考を遠ざけ、潜在的な闘志に火を付けることで積極性を引き出し目標達成に導く。
・物事の本質を見抜いて未来を見通す力を授け、判断力を高めてくれる。
・隠れた才能を発揮させる。
【黒曜石の宝石言葉】
・心眼
・名誉の保護
このような効果があるため、大きな仕事前の方や大会前の方におすすめです。
十勝石はどこで拾える?
十勝石が拾える場所は広範囲に及びますが、4大原産地の一つ上士幌町十勝三股が有名です。
(画像参考元:十勝毎日新聞)
画像では市内などの栄えた場所も範囲内ですが、市内ではコンクリートの場所が多く黒曜石は見つかりにくいと思います。
そのため、川沿いの方が石が残されたままで見つかる確率が高いです!
実際の黒曜石の見た目は、長年の傷や汚れによって通常の石と見た目が大きく変わりません。
石が割れて中が真っ黒いガラスのようなものがあれば、それが黒曜石です。
全体的に暗めで、ごま塩みたいにまだら模様なのを探してみましょう!
最初は画像を見ながら探していくと良いと思います。
北海道石とは?十勝石とは違うの?
(画像引用元:十勝毎日新聞公式HP)
北海道石は、2023年1月に北海道河東郡鹿追町および同上川郡愛別町で発見された日本産新鉱物の一種です。
北海道石に紫外線を当てると蛍光する特徴があり、キラキラして綺麗です。
十勝石とは異なり、現地一帯は立ち入りが制限されて、鉱物の無断採取は禁止されています。
そのため、実物を見るためには「とかち鹿追ジオパーク ビジターセンター」などの施設でしか見ることができません。