春や秋は天気が安定していて気温も過ごしやすく、結婚式が多く行われる季節。
北海道の人が地元で結婚式を行う場合、実は、会費制をとることが多くあります。
「ご祝儀は会費制?どういうこと?」
「ご祝儀の金額は?会費だけでいいの?」
「会費の渡し方は?」
「会費だと交通費はないの?」
など、慣れていないと不安に感じる方もきっといらっしゃいますよね。
でも、実はシンプルな制度で、新郎新婦にもゲストにもメリットが多いんです。
そこでここでは会費制の結婚式に関する不安を解消していきましょう!
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北海道の結婚式ご祝儀は会費制なの?
北海道の結婚式の8割は会費制で行われます。
会費制とは、結婚式の主催者が一律で会費を設定し、招待されたゲストたちは、指定された金額を支払うスタイルのこと。
ゲストとしても、ご祝儀制より金銭的負担が少ないため参加しやすいというのがメリットの一つです。
新郎新婦側も、会費制ウエディングなら、「会費×人数」で会費の総額を計算すれば、結婚式のおおよその自己負担額が事前にわかります。
その結果、式にかける総額をあらかじめ決めやすいというメリットがあります。。
可愛いご祝儀袋でお祝いの気持ちを伝えましょう!
会費制の理由は?
北海道で会費制の結婚式が広まったルーツには、明治時代に開拓民として北海道に移り住んだ人々の暮らしにあります。
結婚する夫婦のために周囲の人たちが発起人になって、お金を出し合って結婚の祝賀会を開いたのが始まりのようです。
厳しい暮らしの中でも、二人の新たな門出を祝う、周囲の人たちの思いやりと祝福の気持ちから始まったんだね!
発起人を立てるケースは年々減ってきていて、最近では新郎新婦が主催者としてゲストをお招きするスタイルの方が主流のようです。
会費制ご祝儀の渡し方は?
ゲストとして呼ばれた場合、会場に着いたら早速受付で会費を支払います。
このとき、通常のご祝儀のように、お金をご祝儀袋に入れたり、新札を用意したりする必要はありません。
お財布から直接、現金を出して渡して構いません。
ただ、受付をスムーズに済ませるためには、できるだけお釣りがでないように、会費ぴったりの額の現金を用意し封筒などにいれておくといいでしょう。
また、会費制の場合、ご祝儀は渡さないことが一般的です。
家族や親族はご祝儀を用意する場合もあるようですが、その場合は結婚式の前に渡しておくことが多いようです。
友人としてご祝儀を渡したい場合は、ご祝儀の基準となる3万円から、おおよそ会費を引いた額(会費15,000円の場合、ご祝儀15,000円)を、当日に会費とは別にご祝儀袋に入れて、受付で渡します。
可愛いご祝儀袋は受け取った時に喜ばれますよ!
会費以上の金額を包むのは失礼?
答えは、No!
会費以上の金額を渡したり、プレゼントを用意したりすることは、してもしなくても問題ありません。
先ほども述べた通り、ご祝儀は結婚式前に渡しておくか、会費とは別にご祝儀袋に入れて受付で渡します。
北海道では現金だけではなく、友人同士でお金を出し合い、家具や家電、食器などをお祝いの品としてプレゼントすることも多いようです。
お祝い品はペアものの食器がやっぱり喜ばれますね!
その場合、結婚式当日は新郎新婦は何かと忙しいので、結婚式前後の別の機会に渡すのがよさそうです。
会費の設定はどうやって決めている?
会費の目安は、ゲスト1人当たりの食事や飲物、会場の費用と考えて設定しましょう。
例えば、立食ビュッフェスタイルにすれば、会費は10,000円程度、着席のフルコースだと15,000円~20,000円程度です。
会費制結婚式の会費の相場は10,000円前後で、会費制で結婚式を挙げたカップルの7割近くが、会費15,000円未満で挙式したようです。
不安なことが多い方は、一度電子書籍で結婚式の作法などについて書かれているものを読んでみても良いかもしれません。
結婚式の交通費はいくら?
会費制の結婚式では、交通費、つまりお車代は、基本的に出さなくても良いとされているようです。
会費制の場合はご祝儀制よりもゲストの負担が少ないこと、「慶事・弔事はお互いさま」という意識があることが理由のようです。
ですが最近では、「祝辞や乾杯の挨拶などをお願いする主賓にはお車代をお渡しした」という場合や、「北海道外から来てくれるゲストには、交通費と宿泊費を」「片道分の交通費を」などと、主賓の方や遠方から来てくれる人にはお車代を渡すケースも増えているようです。
お車代を渡す場合、主賓へのお車代の相場は1~3万円または交通費の全額分、新幹線や飛行機、高速道路を使って遠方から来てくれたゲストには、全額もしくは半額程度の交通費を用意するのが相場のようです。
明確な決まりはありませんので、全体の自己負担額とのバランスを見つつ、迷ったら会場のプランナーさんや、周囲の人の意見を聞いてみましょう。
遠方から来るゲストには、案内状で会費制であるとお伝えすると同時に、お車代の有無を記載するとより親切ですね。
結婚式の交通費渡し方と受け取り方
結婚式の当日は、新郎新婦はどうしてもバタバタとしてしまうため、直接のやり取りはまず不可能です。
主賓や乾杯の発声をしてくれたゲストには、受付後、頼んだ側の親から渡します。
遠方から参加してくれたゲストの場合、親族以外には受付で、親族には親から渡します。
なので、受付をお願いする人にはわかりやすいチェックリストを用意して、渡し忘れがないようにチェックしてもらうと安心ですね。
お車代を渡す際には、中身の金額に合わせて、ポチ袋やご祝儀袋を選びます。
【1万円未満の場合】
基本的にポチ袋でOKです。
入れるときには、左から右側の順で、三つ折りにして入れます。
親しい友人などには、イラストが入っていたり、手作りのポチ袋を用意する花嫁さんもいるようです。
【1万~3万円の場合】
水引とのしが印刷されたタイプのシンプルなご祝儀袋が一般的です。
豪華すぎるご祝儀袋だと中身とのバランスが悪く、受け取った人が驚いてしまいます。
のし袋には、お札の顔が上になるように入れます。
【5万円以上の場合】
5万円以上をお渡しする場合は、華やかな水引とのしが付いたご祝儀袋を選びましょう。
用意しすぎて困るということはありませんから、念入りに用意しておきたいですね。
北海道のご祝儀まとめ
北海道では、ほとんどの結婚式が会費制で行われます。
会費の相場は、10,000~15,000円とされており、ご祝儀袋に包んで渡す必要はありません。
会場に着いたら、受付で会費を支払いましょう。
「ご祝儀制の結婚式よりカジュアル」という印象を持っている方もいるかと思いますが、北海道の場合は必ずしもそうとは限りませんのでご注意を。
北海道で会費制の結婚式が主流になったルーツは、北海道開拓時代に、結婚する夫婦の周囲の人々がお金を出し合って祝いの場を作ったことにあったようです。