※注意※
本記事にはゴキブリの写真や人によってはゾッとする文章があります。
苦手な方は閲覧をお控えください。
北海道の中心地札幌に「ゴキブリの聖域」現る。
私自身も北海道にはゴキブリはいないものだと信じてきましたが、
最近ニュースで「ゴキブリの聖域」が北海道にある話を聞いて衝撃を受けました。
・爆増の理由と、北海道全域に進出しない理由
・北海道にいるゴキブリの種類
・北海道民はゴキブリが怖くない説って本当?
実際に東京と北海道どちらにも住んでいたことのある私だからこそわかる、
ゴキブリの恐怖がわかる都民と、ゴキブリ耐性のある北海道民との両方の視点を持ってお伝えしていきますね。
記事を読んで、北海道でG(ゴキブリ)に出くわさないようにしてもらえたら幸いです。
逆に見たい方は彼らの知識を持って観察しに行けるようになります。
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北海道にゴキブリがいないは「嘘」?
結論:北海道にゴキブリはいます。
実態はわかりませんが、いるエリアは北海道の中でもごく一部に限られます。
実際私は北海道に住んでいたり、道内観光をしていてゴキブリに出くわしたことはありません。
最近ニュースで話題になっている通り、
札幌のとある公園でのみ爆増しており暖かい時期は札幌の住宅にも出没している事例が出てきています。
移住者からするとせっかくゴキブリがいない土地に来たのに大ショックですよね。
彼らがいる生活は、「家に誰かがいる」恐怖と似ていますよね。
北海道で彼らに出くわさない為には札幌以外のエリアに住む必要がありそうです。
最近では巨大蛾の大量発生もあり、生物被害が多めになってきましたね!
ゴキブリの聖地「円山公園」はどこ?
実は北海道の『ゴキブリの聖域』は、昔からゴキブリが生息しているエリアで、
その聖地として話題になっている場所は”円山公園”という札幌から近い公園です。
ゴキブリの「聖域」は、札幌市の中心部から西へ3.5キロほどの場所にあり、札幌の代表動物園の円山動物園と隣接してます。
交通の便が良く、自然豊かな円山地区は札幌の高級住宅街として名高いのに今回の報道で価値が少し下がってしまいそうですね。
聖域では、暖かくなる5月から一気にゴキブリが増えて、6月の夜になると、こんなにいるのか、と思うくらいめちゃくちゃゴキブリが飛んでいるそうです。
木にびっしりと張り付いているときもあり、木につかまる場所がないので地面を歩き回っているほど大量発生するそうです。
聞いただけで「ゾッと」しちゃう。。。
どんだけ多いのか想像できない。
ゴキブリは気温の低い北海道にはいないと言われていますが、どうして札幌の中心街から遠ない公園に大量発生してしまったのでしょうか。
なぜ札幌(円山公園)にゴキブリが爆増したのか?
なぜゴキブリが円山公園に住み着いているのでしょうか。
専門家によると、
円山公園のある地区は道内でも比較的早い時期に入植が始まった地域で東北地方から運んだ建材に、ヤマトゴキブリの卵鞘(らんしょう)が付着して持ち込まれたのではないか。
と言われています。
現在、円山公園となっている場所は北海道開拓時代に「円山養樹園」という樹木試験場であった歴史があり、現在でも公園内には樹齢100年を超える大木が数多く見られます。
古い木が多く昼間は木肌の割れ目やうろに、ヤマトゴキブリは潜んでいて、夜な夜な出てきて、散策した人が落とした食べ物や食べ残しを食料にしているそうです。
近年暖かい日が多かったりや、円山公園の外に彼らが出れない”ある理由”が大量発生の原因だったようです。
ゴキブリが他の場所に出没しない理由
北海道に住んでいない方からするとゴキブリは繁殖力が高くどこでも出没するイメージ。
「公園なんかに大量に出たら、もう北海道もお終いだな」
と思いますよね。
ですが、ゴキブリが円山公園から出れない大きな2つの理由がありました。
理由1 寒さにより公園を出れない。
札幌の最低気温は冬季にマイナス5~10度になります。寒い日があればマイナス20度の日もあるくらいです。
円山公園にいるヤマトゴキブリは幼虫で冬を越しますが、通常、昆虫は0度以下になると生きられません。
ですが、円山公園は公園のためあまり除雪されず木の周囲が雪で覆われていることで、ギリギリ耐えしのげる気温が維持できてしまうことで、この聖域でのみ生命を維持できるということです。
他にも円山公園のゴキブリたちが外に生息域を広げられない理由があります。
理由2 菌の蔓延による集団死亡
円山公園にいるヤマトゴキブリは『ラブルベニア』という菌類に汚染されていて、秋口になるとバタバタと死んでいくという話があります。
ラブルベニアの一種はヤマトゴキブリの触角に寄生し寄生された触角はどんどん短くなり、ゴキブリは餌やメスを探すことが困難になって、やがて死んでしまうとのことです。
「ラブルベニアに完全に侵されてしまうと、動きがヨタヨタになって、見ていてもかわいそうな状態になります」
と専門家は話しています。
集団性があるゴキブリは、触角を触れ合わせることで、仲間とコミュニケーションを図り、その接触を通じて、ラブルベニアは集団の中に広まっていきます。
「聖域」の生息密度が高いことが、ラブルベニアがまん延しやすい原因になっているとのこと。
「自然界のヤマトゴキブリがラブルベニアに感染していることはほとんどないらしいのですが、円山公園の個体はほぼすべて感染しています。なので、寿命をまっとうできず、人間だと30、40代で死んでしまう感じです」
とゴキブリ研究者は話します。
木の周囲が除雪されないことも、ヤマトゴキブリが繁殖する理由だそうです。
北海道に生息するゴキブリの種類
円山公園にいるゴキブリは「ヤマトゴキブリ」と言い、
本州を中心に広く分布していたが地球温暖化の影響や体の大きなクロゴキブリに追いやられたため生息域を北日本に狭めている個体です。
最初、円山公園近くの住民が家にいた虫が「何の虫なのか」と専門家に調べてもらったところ、「ヤマトゴキブリ」だと判明してから北海道にゴキブリがいることが判明したらしいです。
ヤマトゴキブリは日本の土着種で、主に屋外に住んでいます。
クロゴキブリの3分の2ほどのサイズで、色はつやを消した黒色のゴキブリです。
(ゴキブリ界では大きめの方です。)
黒い大きいゴキブリが木に沢山ついてるのは怖い?それとも興味深い?
皆さんはどっち派ですか?
世界には数千種のゴキブリがおり、そのほとんどが熱帯や亜熱帯の気候に生息していますが、ヤマトゴキブリだけは例外で冷涼な気候を好み、円山公園にはこのゴキブリがいます。
「月曜から夜更かし」でも放送、北海道民はゴキブリ怖くない説
「月曜から夜更かし」でも紹介されたように北海道民はゴキブリみたいしての恐怖がなく、好奇心の方か強いです。
ゴキブリになじみのない北海道民は、平気で触ったりもして、積極的に駆除したいなどは思いません。
それはご存知じの通り、”北海道にはゴキブリがいないから”だったはずでしたが、
今回の記事で紹介した、「ヤマトゴキブリ」が今後温暖化等の影響によって増えてしまった場合日本はどこにいてもゴキブリ大国になってしまうでしょう・・・・。
そうなると生活圏内に彼らはやってくるので、
北海道民も関東民と同じようにゴキブリに対して恐怖が芽生えてきそうですね。
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