【最新情報まとめ】有害ヒ素検出!蘭越町水蒸気噴出事件。水柱の場所は?周辺の観光地は安全なの?現状はどうなった?

道央エリア(札幌・千歳・北広島・蘭越・ニセコ・小樽)
とかおび記者
とかおび記者

連日ニュースで見る、大噴出!実際に近くに行くとなると怖い。

実際はどうなのか情報をまとめてみよう。

令和5年6月29日(木)11時30分頃に北海道蘭越町にて、地熱の掘削作業中に水蒸気が噴出が発生したニュースが流れました。

今もなお水柱のように木々よりも高く噴き上がっています。

あたり一面の木々が真っ白に染まり、川には真っ白な液体が流れている映像を見た方も多いかと思います。

【最新のニュース情報】

(動画引用元:HTB北海道ニュース

7/10のニュースでは、ヒ素研究会会長が「この濃度は完全に毒です。皮膚に触れるとただれるなどします。非常に近い地域で水蒸気を含んだ水滴を浴びないように」と発信もしています。

7/18のニュースでは、蒸気噴出から飲料水順基準値の2700倍のヒ素が検出されましたと報道がありました。地域単位ではなく国単位での会議・協議が今後進められる予定です。

7/21のニュースでは、体調不良者が17人に増加し、目の痛みを訴える方も出てきているそうです。
また、20日に送水試験でバルブ操作を誤り、15分ほど高濃度ヒ素が含まれる水が敷地外に流れ出る。

現在は19人体調不良者が出ている。

噴出場近くの温泉施設の「町交流促進センター雪秩父」で7/28の水質検査で、飲料水水準の2,2倍のヒソ濃度が検出。29日より臨時休業。
また28日には再度ヒ素を含む水10klが敷地外の森へ流出した。

噴出が真上からやや斜めに吹き出し方向が変化。これより工事着手か。

8/19「ほぼ抑制」。堀削した井戸への注水冷却作業が行われた。
今後はセメントなどを注ぎ8月下旬に鎮圧を予定。

また体調不良者は当初3人でしたが現在は報道されているだけで19まで増加しています。

この記事では次の内容をまとめています。

水蒸気噴出の原因
今後の対応について
どこで水蒸気噴出したのか噴出場所
最近検出されたヒ素がどんな影響があるのか
人体への影響や有害か安全か
周辺の観光地の利用は可能なのか

現地に行かれる際は最新の情報を利用施設などにご確認ください。

記事の最後には安全対策グッズも紹介します。

本ページは一部プロモーションが含まれています。

水蒸気噴出(水柱)の原因は?

(出典:東京新聞

記憶に新しいものでは長万部の巨大水柱がありました。

すでにこちらは収まっていますが、実際の現場では轟音が鳴り続け住民被害がありましたね。こちらは古い井戸からの突然の噴出でした。

 

今回の水蒸気噴出は地熱発電の資源量を調べているときに、掘削作業をしている作業中に蒸気や熱水が溜まった地層の割れ目に掘削機械が当たったことが原因とされています。

地熱発電の作業をしていた会社は、三井石油開発です。

地下200メートル付近まで掘削したところで水蒸気が噴出したとのことです。

蘭越町から水蒸気噴出!?今後の対応は?

今回水蒸気噴出を引き起こした三井石油開発は、基準を大幅に上回る濃度のヒ素が確認された敷地内の水を、近くの大湯沼へ放出したと報道がありました。

蘭越町の町長金秀行町長は7月7日、「住民の健康を害し、環境汚染に直結する深刻な事態である」として強く抗議していますが三井石油開発は「直ちに人体に影響はない」とし、迷惑をかけたことを謝罪し対応を検討しています。

現周辺河川の上流域に出していた農業用水の取水制限についてはヒ素の濃度が基準値を下回ったとして解除することになりました。

これにより取水制限は全て解除されたことになりますが、現地住民の心配は尽きないようで今後の安全策に注目が集まります。

(動画引用元:HTB北海道ニュース

また噴出に関しても今後蓋をし噴出を防ぐ予定とニュースに報道されていました。

いつまで噴出が続くのでしょうか気になります。

(7/10追記)最速で8月下旬を制圧が目標に揚げられています。

(7/18追記)7月12日から汚染された水を敷地内に止める作業を行なっていますが完全には停めきれていないとのこと。

(7/28追記)制圧は予定が繰り上げられ、8月中旬を目処に作業が進められているようです。

水蒸気噴出 場所・地図

(出典:国内ニュース

今回の噴出は北海道の道央地区にある蘭越町の湯里地区で発生しました。

蘭越町交流促進センター雪秩父、大湯沼という地点から北東に約300m進んだ地点です。

蘭越町交流促進センター雪秩父といえば硫黄の温泉でニセコの利用客や観光客、地元の方から多く親しまれている場所ですね。

地図で言うとこのあたりです。北東に300メートルなので道路からもかなり近いですね。

近くにはニセコや、自然景観が楽しめる観光地があるので、観光地への影響に関しては後ほどお伝えします。

有害なのかどうか?

(出典:読売新聞

記者会見では、作業敷外に放出していた敷地内の水から1リットルあたり最大15,9リットルのヒ素が検出されています。

これは国が定める飲料水の基準の1590倍の量で、農業用用水の318倍相当です。

蒸気噴出からは2700倍のヒ素が検出されました。

数値だけ見ていると、とんでもない量で有害があるように感じてしまいますが、堀削をしていた三井石油開発からは「直ちに人体には影響はない」と説明をしています。

ヒ素専門家によるとこの噴出では、ヒ素だけではなく堀削現場に弁当を配達していた方が硫黄水素中毒で体調不良になっていますので、どんな影響があるのかは現時点では正確に判断をすることはできません。

現時点では4人19人が体調不良を町の相談口に訴えています。

頭痛と吐き気に襲われている方も出てきているようです。

日本ヒ素研究会会長「この濃度は完全に毒です。皮膚に触れるとただれるなどします。非常に近い地域で水蒸気を含んだ水滴を浴びないように」と発言しています。

ヒ素に関しては馴染みのない言葉ですのでどんなものか説明していきます。

ヒ素とは?

ヒ素は自然環境中に広く存在する元素です。地殻中に分布しており、森林火災や火山活動、土砂崩れなどの自然現象によって地表に現れ環境中に放出されます。

私たち人類は古くからヒ素を利用してきました。

現在でも医薬品、農薬、半導体、木材の防腐処理剤などを作るのに利用されています。また、このようなヒ素を原料とする製品を含めた廃棄物の処理、金属精錬、火力発電などに伴って自然環境中に放出されるヒ素化合物も存在します。

ヒ素がヒトの体に入ることで生じる影響は体内に入ったヒ素化合物の種類と量によって変わってきます。

有機ヒ素については、体内に入ったときにどのような影響があるのかまだよく分かっていません。

米国食品医薬品局(FDA)や欧州食品安全機関(EFSA)の評価によると、一般的に炭素を含む有機ヒ素は炭素を含まない無機ヒ素に比べると悪影響は小さいと言われています。

一方、無機ヒ素が短い期間に大量に体の中に入った場合は、発熱、下痢、嘔吐、興奮、脱毛などの症状があらわれると報告されています。また、無機ヒ素が継続的かつ大量に体の中に入った場合には、皮膚組織の変化やがんの発生などの悪影響があると報告されています。

今回報道されているヒ素が炭素を含む有機ヒ素か炭素を含まない無機ヒ素かは定かではありません。

どこまでが安全?

7月5日時点では一般の人が立ち入るエリアでは、硫化水素は検出されていないという発表がありましたが、興味本位で近づくのは避けたほうが良いかと私は思います。

正式に安全発表が出てから行くことをおすすめしますが、掘削会社からは「直ちに人体に影響が出るものではない」と言うこともあるので、自己判断で観光地の利用や周辺の利用をしましょう。

専門家曰く「この濃度は完全に毒です。皮膚に触れるとただれるなどします。非常に近い地域で水蒸気を含んだ水滴を浴びないように」との発言もありました。

遠方にいる方は安全管理は自分自身で行い、噴出現場の周辺観光は自己責任で利用でましょう。

周辺の観光地利用は可能?

距離のが北に位置するあるおたるや南に位置する洞爺湖高濃度のヒ素が検出された水は、大半が観光スポットである大湯沼方面に放出されていると7月7日にニュースになっていましたが周辺観光地の利用はできるのでしょうか?

7/10 10時現在の調べでは、近くの温泉施設の蘭越町交流促進センター雪秩父HPにはこれに対しての特別対応や営業情報の変更はなく通常営業が行われているようですが、

その後一時休業となりました。

また、その他の噴出口に近い小湯沼ニセコリゾート南に位置する洞爺湖北に位置する小樽でも同様に通常営業が行われています。

実際の利用の際は直接各施設に確認を行うようにしてください。

蘭越町水蒸気噴出まとめ

現時点で人体への悪影響は正確にはわかりません。

自己責任のもと観光や周辺施設の利用を行うようにしましょう。

今後の対応に関しては蘭越長やニセコ町と三井石油開発の記者会見や発表を待つしかないようです。

今回の件に限らず危険な可能性がある場所の近くに行かれる方は自分自身での身を守る必要がありますね。防塵マスクなどがあると呼吸器からの侵入は防げます。

また、防水バックなどもこういったシーンでは活躍しますし、洗い流しもかんたんです。

濾過できるアイテムは海外生活でも役に立ちます。

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